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続ソリッドステート整流

[ 2011.07.28 ]

ソリッドステート整流についてのまとめです。
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画像:タレットボードに組まれたシリコンダイオードと電圧調整用のセメント抵抗で構成された整流回路
電源部は真空管アンプ回路の要です。安定した直流電圧を得るためには整流管を用いるよりもシリコンダイオードを用いる方がメリットは大きく、ブライアン・メイのAC30アンプもシリコンダイオードを用いたソリッドステート整流に変更されています。
ソリッドステート整流の安定した直流電圧は、整流管特有の「サグ」(音の立ち上がりが遅れたり、音量が下がったりする現象)を完全にシャットアウトします。結果、パワー管をよりハードにドライブさせることになり、フルボリュームのブライアン・メイセッティングの際に、よりファットなサウンドが得られます。
ちなみに、音声信号は電源部を通過しませんので、ソリッドステート整流に変更した場合でも「オール・チューブ・アンプ」であることに変わりはなく、ソリッドステートだからタイトなサウンド、真空管整流だから暖かなサウンドなどと言うことはありません。
注意:ソリッドステート整流にした場合、電源オンオフ時にはスタンバイスイッチを必ず使用して下さい。スタンバイスイッチを使用しないと、真空管が温まる前に高圧が流れ、真空管や周辺の回路を痛める危険性があるためです。ただし、下に挙げる「Weber社 Copper Cap Rectifier」を使う場合や、回路内にパワーサーミスター(真空管の動作カーブを再現するパーツ)が組み込んである場合にはその必要はありません。
ソリッドステート整流に変更(タレットボード仕様):10,500円~(コンプリート、スペシャルモディファイと同時に行う場合は5,250円)


ウェーバー社製ソリッドステート整流器について。
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画像:ウェーバー社製ソリッドステート整流器「WZ34」
ウェーバー社製ソリッドステート整流器は特別な加工をすることなく整流管のソケットに差し替えるだけで、ソリッドステート整流を実現します。銅製のキャップの中に製流用のシリコンダイオード、電圧ドロップ用の抵抗器、真空管の動作カーブを再現するパワーサーミスターが組込まれている優れもの。スタンバイスイッチがないモデルでも安心して使えます。もちろん、何らかの理由で真空管「GZ34」に戻す際も何の加工も必要ありません。
なお、AC30BMコンプリートにはWeber社の「WZ34」を使用する方向で検討中です。

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