KZ BLOG

Kzでオーダー可能なブリッジを比較紹介

[ 2018.10.08 ]

エレキギターに搭載されるブリッジはシンクロナイズドトレモロ、フロイドローズ、TOM(チューンオーマチック)、ビグスビーなど多くの種類がありますが、Kz Guitar Worksでは厳選した4種類のブリッジをカスタムオーダーのためにご用意しました。それぞれのブリッジは当然ながらサウンド操作性ルックスに違いがあるので、それらについてご紹介します。

ケーラー


アーミング時の動作が非常に滑らかでチューニングが安定しています。またベンディングに伴うピッチ変化がまるでビグスビーのように滑らか。サウンドは4種類の中で最もスムースでウォームな方向性を持ちます。調整可能な部分が非常に多いブリッジではありますが、長年の経験からベストのセッティングを施してから出荷するためにプレイヤビリティ、サウンドともに良質であることを約束します。

Kz Oneにおいて最も人気のあるブリッジで、次世代のスタンダードを目指すKz Oneに搭載するブリッジとして最もおすすめのチョイスです。”新しさ”を求めるギタリスト、アーティストにKz Oneとケーラーの組み合わせを選んでもらえるとうれしいです。

余談ですが、「Kahler」って本来は「カーラー」と発音するのをご存知ですか?2017年のNAMM ShowでKahlerの社長さんに「”カーラー”を使ってくれてありがとう」と挨拶をされて焦ってしまいました。日本国内では「ケーラー」の方が通りが良いので、便宜上「ケーラー」と表記をしています。

シンクロナイズドトレモロ


Kzで用意しているGotoh製のシンクロナイズドトレモロブリッジはブロックタイプのサドルを採用していることもあり、スピーディでシャープなサウンドが特徴的です。音程変化の幅やベンディングの滑らかさはケーラーに劣りますが、フェンダースタイルのトラディショナルなスタイルのギターを使いなれた方からは根強い人気があります。

TOM & STP


トレモロが必要ない方にはこちらの組み合わせを提供しています。ギブソンスタイルでよくみられるTOM(チューン・オー・マチック)とSTP(ストップ・テール・ピース)の組み合わせです。トレモロがないためにサウンドはよりダイレクトでスピーディ、そしてタイトです。構造がシンプルなためにロスが極限まで少なく、豊かなサスティーンも大きな特徴の1つ。

テールピースブリッジ(バダスタイプ)


最もシンプルで、曖昧さ、雑味といったものを排したダイレクトでストレートなサウンドが特徴。ルックスも潔さを感じるほどにシンプルで、ケーラーとは対極にあるブリッジだと考えます。特にパッションをダイレクトにプレイで表現するギタリストやギターボーカルのスタイルでの演奏をメインにするアーティストにおすすめしたいと考えています。(標準的なラインナップに加えるかどうかは未定)
現在は廃盤となったGotoh/Wilkinson製のテールピースブリッジGTB200をチョイス。2・3弦と4・5弦が可動サドルになっており、細かなオクターブ調整が可能です。

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KGWピックアップ

[ 2018.10.02 ]

KGW PICKUPSはKz One Standardのために開発されたKz Guitar Worksのオリジナルピックアップです。

KGW開発以前Kz Oneにはレッド・スペシャルにも使われているBurns Tri-Sonic pickupsのレプリカモデルである”Classic British“や”Dome Top“を搭載していました。


[クラシックブリティッシュPU]


[ドームトップPU]

ところが全幅の信頼を置いていたAdeson社からのピックアップの供給が2016年に断たれてしまいます。これをきっかけにオリジナルピックアップの開発をスタートし、交流のあるピックアップビルダーやミュージシャンたちの協力の末に2017年にKGW PICKUPSを完成させました。

サウンド


KGW PICKUPSは60年代のUKスタイルをモチーフにしたシングルコイルピックアップで、ヴィンテージテイスト溢れるブリティッシュトーンを取り入れながら、モダンな音楽にフィットする高い音圧ノイズ耐性を持ちます。シングルコイルらしい繊細なピッキングニュアンスの表現力と、一般的なシングルコイルよりもファットなサウンドを持ち合わせており、ソリッドボディのギターにはもちろんセミホロウボディのギターにも完璧なバランスをを持つエレガントなサウンドをもたらします。

Tri-Sonic、Classic British、Dome Topは金属カバーでしたが、ピックがカバーに当たった時の金属音を排するためにプラスチックカバーを採用しています。

構造について


コイルは一般的なシングルコイルピックアップよりも薄く、広い幅のデザイン。これによって従来よりもファットなトーンが得られます。ワイヤーは一般的なものよりもわずかに細いゲージのマグネットワイヤーを採用し、ターン数は少なめ、コイルの堆積を小さくすることでハムノイズの発生量を極限まで抑制。ワックスポッティングエポキシ樹脂によるコーティングを施し、アリーナクラスのステージでの使用にも耐え得る高い対ハウリング性能を持たせました。当然ながらフロント、センター、リアはそれぞれターン数はキャリブレートされておりミックスポジションではハムキャンセル効果が得られます。

こうして仕上げられたボビン金属製のヨークと組み合わせます。ヨークは弦振動から電気信号への変換効率を高め、またノイズを混入させないシールド効果も持ちます。

マグネットには意図的に減磁したセラミックマグネット採用し、マイルドでありながらワイドレンジなサウンドを志向しています。マグネットは2コ向かいあわせるように配置し、それ自体をポールピースとしてデザインしています。これによって中央付近ほど強い磁力が得られ、指板のRに合わせて弦振動をキャッチします。

製作過程

ピックアップを構成するパーツの1つで、これらは加工前のボビンとセラミックマグネットです。

このように組み込んだ後に特別に選んだ少し細めのマグネットワイヤーを巻いていきます。

巻きあがるとこのようになります。マグネットは前述したとおり2コが向かい合っています。

この後、金属カバーと同等の対ノイズ性能を得るためにボビンにはシールディングを施し、スティールのヨークを組み込みます。

こちらにリード線を取り付け、ケースに組み込んで完成です。

開発ストーリー

KGW開発以前は「世の中にもっとブライアン・メイサウンドの良さを知らせたい」ということからトライソニックを元にしたクラシックブリティッシュを採用しました。しかし、Kz Oneをスタンダードなギターにするためにもっと扱い易いサウンドデザインの必要性を感じ、KGWの開発に踏み切りました。クラシックブリティッシュのサウンドをモチーフにしたビンテージブリティッシュトーン(ダークさ、湿っぽさ)を残しながらも、明るさを足すために低音域を微調整しています。

種別としてはシングルコイルでありながら、ノイズに関しては徹底的に排する事にこだわりました。ピックアップのケースのトップ面には指板のRに合わせたRをつけたドームトップデザインを採用しています。これにより全体的なデザインは統一性を持ち、ユニークなルックスに仕上がりました。

結果としてサウンド・対ノイズ性能・ルックス、全てにおいて唯一無二、完全オリジナルなピックアップが完成したと思います。

Kz Guitar Works代表 伊集院

スペック

直流抵抗値 ネック7.5kΩ ミドル7.7kΩ ブリッジ7.9kΩ
ツインセラミックマグネット
ワックスポッティング
エポキシコーティング

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歴史 バイオグラフィ

[ 2018.10.02 ]

年表

2001年 レッド・スペシャルを製作するギター工房として工房立ち上げ 埼玉県蓮田市に工房開設。(蓮田工房)
2002年 埼玉県飯能市に移転。(飯能工房)
2007年 オフィシャルでレッド・スペシャルの製作を開始
2008年 神奈川県藤沢市に移転。(片瀬工房)
2011年 モディファイド VOX AC30を発表
2015年 神奈川県逗子市に移転。(逗子工房)オリジナルギターのデザイン、製造を開始
2016年 NAMM SHOWでKz One Standardを発表
2017年 Kz初のアーティストモデル「Kz One Adam Slack」、ジュニアモデル「Kz One Junior」を発表
2018年 「Kz One Solid T line」、「Kz ST]を発表

Kz Guitar Works 誕生

2001年、レッド・スペシャルを専門的に製作するための工房として埼玉県蓮田市にてKz Guitar Worksはスタートしました。Brian May本人のマネージメントに「レッド・スペシャルを作りたい」と連絡をしたところ、「QueenおよびBrian Mayの名前を使わなければ禁止はしない」と返事を受けレッド・スペシャルを製作を開始。


[蓮田工房 写っているのはプロトタイプのレッド・スペシャルです]

約1年半の間に試作を繰り返し、2本のプロトタイプが完成します。

この2本のレッド・スペシャルを携えブライアン・メイ本人のレッド・スペシャルをリペアしたことで著名なグレッグ・フライヤーをオーストラリア・シドニーまで訪ねます。Kz製レッド・スペシャルはグレッグに高く評価され、紹介を受けたブライアン・メイとの交友がはじまります。後のオフィシャルモデルの製作につながる重要な出来事でした。


[シドニーのグレッグの工房にて]

オフィシャルのレッド・スペシャル、BM superの製作

2007年、Brian May Guitars(ピート・マランドロンというブライアンのギターテックとHouse Musicというロンドンのギターショップの社長が2人で立ち上げたギターブランド。)のミッドレンジの製品の製作プロジェクトにグレッグ・フライヤーとKz Guitar Worksが選ばれます。2007年から2010年にかけて両者主導により110本のレッド・スペシャル(Brian May Super)を製作。


[製造を手掛けたBM Super]

この時に製作した製品は世界中のレッド・スペシャルファンから好評を博し、2008年のQueenワールドツアー”the cosmos rocks tour”ではブライアン・メイ本人が演奏しました。


[Queen “the cosmos rocks tour”]

モディファイド VOX AC30の開発

藤沢市は片瀬に工房移転後の2009年、ブライアン・メイのVOX AC30モディファイを行ったアンプビルダーでもあるグレッグを日本に招き、AC30モディファイに関する情報、技術が伊集院に伝授されました。


[グレッグによるアンプモディファイのレクチャー]

この後の2年ほど独自にテストや研究を続け、2011年にグレッグのデザインを基に独自のアレンジを加えてより扱いやすいアンプに仕上げた”モディファイド VOX AC30“を発表します。

閉鎖危機を乗り越え初代Kz One構想を開始

オフィシャルモデルの製作プロジェクト、モディファイド VOX AC30の開発が終了した後、2011年末で工房を閉めると伊集院が宣言。しかし、「レッドスペシャルを修理してほしい」「辞める前にこれをやってほしい」といった依頼や励まし、応援が多数集まり、依頼された仕事をこなすのに1年半がかかることになってしまいます。この時期の仕事やレッド・スペシャルの製造を通じて生まれた知識や経験、技術を使って自分にしか作れない新しいギターを今なら作れるんじゃないか、この仕事をやる意味があるんじゃないかと考え工房の閉鎖を撤回し、リペアやアンプのモディファイといった業務をこなしながら工房を継続、新たなモデルの構想を開始します。


[2014年サマーソニック出演のために来日したブライアンと再会]

2014年、レッド・スペシャルのテイストを取り入れ、Kzの経験と知識を融合させたオリジナルモデルの開発をスタート。


[プロトタイプの製造風景]


[旧Kz Oneプロトタイプ]

およそ8種類のボディシェイプ、20種類以上のコントロールレイアウトをデザインし、その中からベストな組み合わせを採用したプロトタイプを完成させ、さらに改良を続けた末の2015年、遂に初のオリジナルモデルが完成しました。「新しい一歩、次の一歩」という意味を込めて「Kz One」と名付けられます。


[旧Kz Oneお披露目ライブにて]

同時期、自社工房での製造効率を高めるために工房は現在の逗子工房に移転。


[初代Kz Oneリリース時のフライヤー]

オリジナルの要素を大きく組み込むための大幅なモデルチェンジ

「Kz One」を完成させた4ヶ月後、よりオリジナリティの高いデザインを求めて大幅なモデルチェンジを敢行します。レッド・スペシャルのテイストを減らし、シンプルで美しくバランスに優れたオリジナルのボディシェイプにリアレンジ。新たなスタンダードを作るという意味を込めてこのモデルを「Kz One Standard」と命名。翌年の2016年、カリフォルニア週アナハイムで開催されたNAMM ShowにてKz One Standardを発表し、多くの反響を得ます。


[Kz One Stadndardのフライヤー]


[レッドスペシャルとデザイン変更後のKz One(ピックアップはまだクラシックブリティッシュでした)]

Kz One Standardに採用していたAdeson製ピックアップの供給がストップしたのを機に、2017年よりオリジナルピックアップの開発を開始します。交流のあるピックアップビルダーやプロギタリスト達からの意見を基にして完全なオリジナルデザインのピックアップ、KGWを完成させます。

2017年にはKz初のアーティストモデル、「Kz One Adam Slack」とジュニアモデル、「Kz One Junior」を発表、2018年には「Kz One Solid T line」、「Kz ST]を発表。

進化し続けるギターメーカー「ケイズギターワークス」は、オリジナルギター「Kz One」で新しい時代のスタンダードを目指すギター製作工房です。日本のメーカーの誇りを持って、一本一本心を込めてオリジナルギターをお届けします。

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Kahler(ケーラー)トレモロを大解説

[ 2018.06.13 ]

エレキギターに搭載されたビブラート・ユニットは、シンクロナイズド・トレモロを筆頭に、フロイドローズ、ビグズビーと幾つもありますが、KZいち推しのビブラート・ユニットは「Kahler(ケーラー)トレモロ」です。Kz Oneの特徴の一つに挙げられるのではないでしょうか?

ところで、Kahlerって本来は「カーラー」と発音するってご存じでしたか?2017年のNAMMショウでKahlerの社長さんに「カーラーを使ってくれてありがとう」って挨拶されて焦りました。日本国内ではケーラーの方が通りが良いので、便宜上ケーラーで通してます。この記事内でもケーラーで進めます。

まずはケーラートレモロをフィーチャーした動画をご覧ください↓

ケーラートレモロは、フロイドローズが流行った80年代に新世代のビブラート・ユニットとして注目を集めたらしいのですが、90年代以降暫く市場から姿を消しました。2000年代に生産を再開し現在に至るわけですが、一時期市場から姿を消していたために認知度は今一つ。特に若いプレイヤーは知らない人が多いようです。ネット上には「音質が変わる」「チューニングが合わない」「サステインがない」など、知名度が低いマニアックパーツの宿命か誤った情報が散見されます。

そんなケーラーの濡れ衣を晴らすべく、ケイズギターワークスがケーラートレモロを大解説します!

まずは、いわゆる良くないとされるところを挙げてみましょう。
・調整方法が分かり難い → 調整できるポイントが多いので、仕組みを理解していないと難しいですね。この記事で解消できるように頑張ります。
・ケーラー独特の音になる → T.O.M、シンクロナイズド、フロイドローズ、ビグズビーそれぞれにそのブリッジの音があります。ケーラーを使えばケーラーの音になるのは自然な事だといえます。
・音のアタック感やサステインが弱くなる → 固定式のブリッジと比べればその傾向はありますが、他のビブラート・ユニットと比べれば特に弱くはありません。そこを補って余りある利点があります。

事実、Kz One使用アーティストの本田毅さんや渡辺香津美さんを初めとするたくさんのプレイヤーが、「KZを弾いてケーラーのイメージが変わった!」「ケーラーってこんなに良いんだ!」と驚かれました。本田毅さんは、ケーラートレモロの操作感にインスパイアされたKz One使用を前提とした曲を書いてくださった程です!

それではケーラーの良いところを挙げてみます。
・スムースな使用感で音程の変化がなめらか
・チューニングの安定感が抜群
・アップもダウンも音程変化の幅が大きい
・各弦の弦高を細かく調整できる
・弦間ピッチの調整ができる
・オクターブ調整が簡単
・トレモロをロックすることができる(弦交換時にも便利)
・弦交換がとても簡単

まとめると、調整できるポイントが多い&ユニット自体の認知度が低いので調整方法が判らず敬遠されているというのが実情では無いでしょうか?
裏を返せば、調整方法さえマスターしてしまえばしなやかな動きでチューニングの安定感が抜群&音程変化の幅が大きく気持ちの良い使用感というケーラートレモロ独自の良さを発揮できると言うことです。

KZが「ケーラートレモロ」を推す理由。それは、シンクロナイズド・トレモロ、フロイドローズ、ビグズビーその何れとも異なったユニークな点に惹かれたからです。

それでは具体的な調整方法を解説しましょう。

先ずはケーラートレモロの調整に必要な工具一式↓


上から15センチスケール(裏側はインチ表示)、プラスドライバー、5/64インチ六角ドライバー、1/16インチ六角ドライバー、0.05インチ六角ドライバー。六角ドライバー3種はギターに付属します。

トレモロアーム取り付け部↓

ネジタップが切ってあるので、時計回りに回して装着。最後まで回しきってしまうと動きが止まってしまうので、2~3回転戻してセッティングするのがオススメ↓

5/64インチの六角ドライバーを使って、アームのローテーション(トルク)を調整します。

右に回すとトルクがきつく、左に回すとユルユルに。

5/64インチの六角ドライバーを使用して、スプリングテンションアジャスターを調整します↓

弦のゲージに合わせて、トレモロユニットの後部(カム)がトップパネルと水平になるように調整↓

カムは前に傾いても後ろに傾いてもチューニングが安定しないのでNG。

ユニット裏側。2本のスプリングでテンションをコントロールしています↓

0.05インチ六角ドライバーを使用して、弦間ピッチを調整します↓

KZでは弦間ピッチおよそ10.4ミリでセッティング。

0.05インチ六角ドライバーを使用して、弦高を調整します↓

KZ出荷時の標準セッティングは、12フレット上で弦との距離が、1弦1.3ミリ、2弦1.4ミリ、3弦1.5ミリ、4弦1.6ミリ、5弦1.7ミリ、6弦1.8ミリ。

プラスドライバーを使用してサドルを前後に移動させ、オクターブ調整をします↓

ネジを緩める際は弦を持ち上げてズラします。

1/16インチの六角レンチを使用して、このネジを締めることによりトレモロを固定できます↓

トレモロを固定することで、弦交換がやり易い&作業が安定します↓

トレモロ不要の場合は、このまま固定ブリッジとして使うことも可能。

ペグからナットへ弦の通りを真っ直ぐに、ヘッド角を緩やかにする事でチューニングが安定します。ナットには潤滑製に優れたTASQを採用↓

そして、ケーラー搭載のKz OneにはGOTOHのロックペグを標準採用↓

ケーラー社はケーラートレモロにはロックナットを推奨しているのですが、ロックペグを採用しヘッドデザインを工夫したことで、ロックナットの必要がなくなりました↓

ロックナットのギターは自然な弦の響き、特にヘッドの鳴りが損なわれるのでKZではロックナットを使用しないヘッドデザインを最優先に考えました。

ロックナットを使用しなかったことで、不要になったファインチューナーのツマミを取り外した状態が「KZ標準」です↓

弦のボールエンド側をカット必要がないので、弦交換が簡単&スピーディーに行えるのもケーラーの良いところ↓

ボールエンドを溝に引っかけるだけなのでとても簡単。

Kz One 2018年モデルから、標準仕様と比べて先端部が15ミリ低いKZ特製トレモロアームを標準装備。ボディートップからアーム先端までの高さが55ミリ〜60ミリくらいに収まる計算です。

アームを持ちながらのピッキングがやり易くなりました。

最後にKz Oneに付属のマニュアル画像↓

なお、KZではケーラー搭載モデルの出荷時にアームのトルク、カムの傾き、弦間ピッチ、弦高、オクターブをセッティング弦のゲージ(.010 – .046)に合わせてセッティング済み。ゲージを変えなければお客さまご自身で調整する必要はありません。

以上、Kahler(ケーラー)トレモロを大解説でした。
つたない文章で恐縮ですが、この記事が少しでもケーラートレモロの認知度向上につながったら嬉しいです。

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こだわりのセミホロー部を大公開!

[ 2018.03.26 ]


画像は、セミホローモデルの内部構造が見えるモックアップです。

ホロー部のデザイン(設計)は、ふくよかなエアー感とサステインのバランスを狙って試行錯誤しました。1弦側・6弦側共にツノ部分を掘らずに残すことで、特にハイポジションでのサステインが残ります。

また、ホロー部が3つに分かれているのもポイント。ステージ上の爆音でもハウリングに強い構造なんです。ちなみに、真ん中の凸型のザグリにはケーラーブリッジが取り付け用。

Kz One Semi-Hollow(セミホロー)モデルは、サステインを残しつつふくよかなエアー感を実現。それでいてハウリングに強いギターです。

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Web版「ギター工房放浪記。」が公開されました。

[ 2018.03.14 ]

ギターマガジン3月号の特別付録小冊子「ギター工房放浪記。」にケイズギターワークスが4ページに渡り掲載されました。

Web版がデジマートマガジンにて公開されました!

工房とオリジナルモデルの紹介となっております、是非、ご一読ください。

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KGWピックアップ内部公開!

[ 2018.02.26 ]

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ケース、セラミックマグネット、シールディングされたボビン、スティール製アンダープレート、ベースプレートまで全て特注品。幅広に巻かれたコイルは、ワックスポッティングされます。
最後にエポキシ樹脂を充填したケースに収めて、完成です。

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オリジナルピックアップ「KGW」について

[ 2018.02.23 ]

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ケイズギターワークスのオリジナルピックアップ「KGW」は、60年代初期のUKスタイルを元にしたシングルコイルピックアップです。ビンテージなブリティッシュトーンを残しながらも、より使い易いサウンドに仕上げました。

品質が安定するようにボビン構造を取り入れるなど、独自の工夫を施しました。また、金属カバーと同様の効果を得るため、シールディングが施されたボビンを使用し、シールド効果も併せ持つスティール製アンダープレート(U字ヨーク)の採用も相まって高い対ノイズ特性を実現。

U字ヨークは弦振動を音声信号に変換する効率を高め、シングルコイルとしては音圧感があるサウンドを演出。また、意図的に減磁したセラミックマグネットを使用する事でレンジが広く、マイルドなサウンドとロングサスティーンを獲得。さらに、幅広なコイル形状にする事でハーモニクス豊かでワイドなサウンドを実現。ピッキングニュアンスが出しやすいサウンドデザイン。

一般的なシングルコイルと比較して、直径が細いマグネットワイヤーを使用。少なめのターン数で巻き上げる事でコイル体積を小さくし、ハムノイズの発生量を抑えました。コイルはワックスポッティングされた後にエポキシ樹脂で全体をコーティングしてある為、ハウリングに非常に強い構造。

最適な音量バランスが得られるよう、ポジション毎にターン数は調整されています。なお、ミドルピックアップのみリバースワウンド(逆巻き)、リバースポラリティ(逆磁極)となっており、ミックス時にハムキャンセル効果を得られる設計です。

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Kz Oneに最適なハムバッカー・ピックアップが完成しました!

[ 2017.11.30 ]

Kz Oneに最適なハムバッカー・ピックアップが完成しました!
ケイズギターワークス・オリジナル・ハムバッカー「Kz Classic」は、50年代スタイルのヴィンテージ・ハムバッカーをベースに、ワイドレンジでピッキングニュアンスの表現に優れたサウンドにアレンジ。表情豊かな演奏が可能です。50年代ヴィンテージスタイルのニッケルシルバー製ピックアップカバー&ベースプレート、プレーンエナメルワイヤー、アルニコ2マグネット、チーズヘッドポールピース、木製のスペーサー、ブチレート製ボビンなど、使用パーツを厳選。ポッティング加工(含侵処理)により、マイクロフォニックによるハウリングを防止。直流抵抗値はブリッジ8.2~8.4k程度、ネック7.8~8.0k程度です。

Model:Kz Classic N/Kz Classic B/Kz Classic AS
Cable:4コンダクターケーブル(Kz One Adam Model専用のKz Classic ASはシングルコンダクターケーブル)
Cover:Nickel cover
Magnet:ALNICO-2
Price:18,000 yen (Without Tax)
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コントロール&ピックアップコンビネーション説明図

[ 2016.05.27 ]

Kz One Standardのコントロール部とピックアップコンビネーションの説明図を追加。
初めてKz Oneスタンダードを触る方でも、コントロール部の仕組みがご理解頂けると思います。

コントロール
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ピックアップコンビネーション
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ブライアンに会いました!

[ 2014.08.22 ]

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8月16日(土)、ブライアン・メイに会うため大阪「SUMMER SONIC 2104」に行って来ました。当初は東京で会うつもりでしたが、様々な事情が重なり、前日午後7時過ぎに急遽大阪に行くことに。

ブライアンは、僕と妻、2歳半になる息子、それからKZ Junior(ジュニア)モデルの開発からずっと僕を支援してくださっている徳田さんの4名を個人的に招待してくれました。

新横浜駅、午前9時過ぎの新幹線で新大阪へ。午後2時頃サマソニ会場に到着。連絡の行き違い・勘違いなどから直前までドタバタして肝を冷やしましたが、午後6時過ぎから30分間ほど時間を作ってくれました。

まず自己紹介をして、徳田さん、妻、息子の紹介。少し恥ずかしがる息子に対し、ブライアンが手を差し出してくれたり、話しかけてくれたりと、暫くは息子の独壇場でした。

ところで、今回の個人的な面会の目的は、ブライアンにお礼を伝えることでした。17才でQUEEN、ブライアンに出会い、レッド・スペシャルに出会ったからこそ今の自分があること。オフィシャルシグネチャーモデル「BMスーパー」を製作したことで夢が叶ったことなどを伝え、ブライアンとレッド・スペシャルへの感謝を伝えました。

ブライアンからは「メールでは何度もやり取りしていたけれど、初めて会えたね」、「(BMスーパーに関して)素晴らしい仕事をありがとう」、「今回は時間がなくてKZモディファイドAC30のテストができなかったけれど、後で(メールで)話し合おう」というような言葉をかけてもらいました。

少し落ち着いたところで8月31日の「KZモディファイドVOX AC30体験クリニック&スペシャルライブ」の内容を簡単に説明して、フライヤー(チラシ)にサインをもらいました。そして最後に5人で記念撮影。この頃には息子もすっかり打ち解けていました。

今回、家族同伴だったこともあり、ブライアンと心の交流ができたと思います。これを機に、ビジネス抜きの関係を深めていければ嬉しいです。

純粋にブライアンが好きで、レッド・スペシャルが好きで、クイーンが好きだった頃に戻って、ケイズギターワークス第二章のスタートを切ろうと思います。

最後に・・・今回このような素晴らしい機会を与えてくれたブライアン、忙しい中スケジュール調整をしてくれたブライアンのパーソナルアシスタントのシャロン、最後の最後まで尽力してくださった徳田さんにお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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パワースケールのススメ

[ 2011.07.31 ]

パワースケールのススメ。
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画像:パワースケールが組み込まれたVOX AC30 6TB-Xのコントロールパネル
AC30は1ボリュームタイプの真空管アンプです。設計上、プリ管に供給する電流量を調節する「VOLUME」をある程度上げないとゲインが得られず本来のサウンドが得られません。(ブライアン・メイが「VOLUME」をフルテンにしていることは有名ですよね。)AC30に付いている「VOLUME」ツマミはプリアンプの増幅量(歪みの深さ)をコントロールするものです。
アンプをドライブさせたまま音量を下げる手段としては「スピーカーアッテネーター」がありますが、どうしてもサウンドが変化してしまいます。また、フルドライブ状態はパワー管に相当な負荷がかかるため、トラブルが多くなり寿命も極端に短くなります。よく「AC30はトラブルが多い、壊れやすい」などと言われますが、実はこの辺が原因だったりします。
そこで、ケイズギターワークスはパワースケールをお勧めします。パワースケールとは「大音量時と同じサウンドを小音量時にも獲得」する為の方法論とその技術のことです。技術的にはパワーMOSFET(電解トランジスタ、 FETの一種)や2個の可変抵抗器(ポット)等を「フェイズインバーターの後ろ(パワー管の前)」と「アウトプットトランスの一次側センタータップとB電源チョーク・フィルターの間」に組み込む事で実現します。パワースケールを組み込めばパワー管に掛かる負担が軽減されます。結果、パワー管の寿命が延び、トラブルも起きにくくなるなど、いいことずくめです。
パワースケールはDC電圧調節の「POWER」ツマミとパワー管に供給する電流調節の「DRIVE」ツマミの組合せで音量と歪み量を細かく設定できるの で、どんな音量でも最適なサウンドが得られます。「POWER」はDC電圧をコントロールし、「DRIVE」はパワーアンプの増幅量(音量)をコントロールします。
セッティング方法:まず「POWER」と「DRIVE」2つのツマミを同じレベル(位置)にセットして大体の音量を決めます。そこから歪みを足したければ「DRIVE」を少し上げ、削りたければ少し下げます。最後に「DRIVE」の調整で変化した音量を「POWER」で微調整します。
パワースケールを組み込めば、自宅でもライブでもAC30のサウンドを100パーセント引き出せます。パワースケールは音量を無段階で調節でき、深夜に寝室でも鳴らせるくらいにレベルを下げても「AC30サウンド」が得られます。パワースケールに出会うまでは絶対的に気に入っていたTHDアッテネーターと比べても、はるかに自然なサウンドで音量を下げることが可能です。もちろん、2つのポットを10の位置に合わせれば、フルアップ状態となります。
パワースケールをオススメです。


パワースケール組込:43,200円~(コンプリート、スペシャルモディファイと同時に行う場合は21,600円)

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