AC30BM改造 更新日:2009-05-04 まだまだ準備段階ですが、今年の夏頃から「AC30BM(ブライアン・メイ・モデル)アンプ改造」をKz Guitar Worksで開始する予定です。この改造では、上画像のグレッグ・フライヤー氏製の出力トランスやブライアン・メイのアンプドクターであるデーブ・ピーターソン氏製のチョークコイルの他、コンデンサー(キャパシター)や抵抗、その他幾つかの重要なパーツを交換します。 さらに、組み込まれているトレブルブースター回路と30W/15Wの切替回路を切り離す事によって、ブライアンがワールドツアーで使用しているアンプやミュージカル「WWRY」で使用しているアンプと同等のレベルに改造予定です。本来、ブライアン本人のアンプには組み込まれていない回路を切り離す事によって、よりストレートなサウンドになるとの事です。 ノーマル仕様のAC30BMは「アンダートーン」とか「ゴースト」と言われる症状(演奏した音と一緒にそれより低い音が鳴ってしまう、オクターバーの様な症状)が出る事があるのですが、上記改造によってこの症状も緩和されます。(あまり語られる事はありませんが、オールドやリイシューモデルのAC30(TB)でも使用状況や電源環境等によってはこの症状が出る事があり、アンプの回路設計上の問題だとの事ですが、AC30BMと比べれば頻度および度合いは極めて少ないです。) VOX AC30BM(ブライアン・メイ・モデル)アンプのヘッドを取り外した所です。一番右側が出力トランスです。 AC30BMの改造に関しては、近いうちにもっと詳しく書きたいと思います。 << 前の記事 次の記事 >>