Guitar Gallery File.0017 / Kz One Solid Round Top 24F DSD9 T.O.M #20200221
更新日:2021-03-23
ソリッド&ブラック。しかも、新ピックアップ『KGW Mini-humbucker』を搭載したロック・ギター
◇新ピックアップ 『KGW Mini-Humbucker』(ミニハム)搭載 |
《ティザー動画 /約60秒で記事内容がわかる!? 》
▲Kz One Solid Round Top 24F DSD9 T.O.M #20200221
価格=558,800円(税込)
《from Work Shop》
Kz Oneのセミホローのカスタムオーダーを数多くいただきます。しかし、スタッフ一同、ロックが大好きなことは言うまでもありません。そこで今回は新ピックアップ(!!)を搭載したKz One Solidをご紹介します。
■KGW Mini-Humbucker
従来、DSDなどでは「KGW Double Coil Pickups」(ダブルコイル)を搭載してきました。今回の「KGW Mini-Humbucker」(ミニハム)では、さらに本格的なハムバッキング・サウンドを狙いつつ、DSDの3つのPUを搭載する上で、違和感がないサイズに収めています。
このミニハムは、ピックアップ・カバーにポールピース用の穴があるのが外見上の特徴です。12本のアジャスタプル・ポールピースと、ボビン下にバー・マグネットを配置しています。70年代初期のヴィンテージ・ギターに搭載されていたミニ・ハムバッカーに近い構造です。今回はピックアップ・カバーを穴あけタイプにしたので、12本のポールピース全ての高さ調整も可能です。
サウンド面では、フルサイズのハムバッキングPUに比べると、トレブリー&クリアなサウンドが特徴です。
弊社のKz One DSDへの搭載を前提にしていますので、Kz Oneの搭載時には、ハムバッキングPUらしいガッツあるサウンドも出せます。また、他のPUとの組み合わせ時は、軽快なサウンドも出せます。
■Kz One Solid 24Fのブラック
新開発のミニハム搭載用ボディという理由もありますが、ラウンドトップ/24フレットのソリッドを製作しました。しかも、ラウンドトップはボディ・バインディングが映えると評判なので、最もバインディングが映える艶消しのブラックで仕上げました。このギターを観たスタッフ、ミュージシャン、プレスの方などからも「かっこいい!」と言っていただいています。
ボディはソリッドのホンジュラス・マホガニー。ソリッドですから、芯のあるサウンドが特徴で、ラウドな使用には特に向いています。完成時の重量は3.4kgとソリッドながら軽いのも特徴です。
ピックアップは新開発のミニハム2基とKGWシングルのDSD。コントロールは1ボリューム/1トーン。セレクターは5way。シリパラ・スイッチとの組み合わせで9種類のPU接続が選べます。
本品は4月の『サウンドメッセ in Osaka』の出展予定品です。このミニハム搭載のKz Solidも試奏していただけます。
《ギタリスト 清水一雄さんにこのギターを弾いていただきました。》
▲ボディ・トップ
▲KGW Mini-Humbuckerを搭載
▲T.O.Mのプリッジ、DSD9のコントロール
▲ラウンドトップ
▲ラウンドトップ
▲ホンジュラス・マホガニーのボディとマホガニー・ナチュラルのカラー
▲Kz独自のセットネック
▲ヘッド
《SPEC》
[Body]
■構造 / ソリッド ラウンド セットネック
■ボディ木材 / ホンジュラス・マホガニー2P
■バインディング / パーチメント カスタムバインディング
■ブリッジ / T.O.M
■Fホール/ なし
■PU / KGW DSD
■コントロール / DSD9
[Neck]
■スケール / 635mm(25インチ)
■ネック木材 / ホンジュラス・マホガニー
■ヘッドトップ木材 / なし
■指版材 / エボニー
■指板バインディング / パーチメント
■ネックグリップ / モダンC
■フレット / 24F
■正面ポジション・マーク / マザー・オブ・パール
■サイドポジション・マーク / ブラック
[ハードウェア]
■ハードウェア・カラー / クローム & ブラック
■ピックガード / なし
■ペグ / SG301 MG-T
[カラー]
■トップ / ブラック
■バック / マホガニー・ナチュラル
■ネック / マホガニー・ナチュラル
■ヘッドトップ / ナチュラル
■仕上げ / 艶消し
[その他]
■完成時重量 / 3.4kg
※本記事は2021年3月時点の情報です。
《24フレット / ラウンドトップの開発の舞台裏がわかる!!》